せまいベッドに本を広げる。


時間を作って
図書館にゆく。

特別読むのが凄く
好きとか
活字中毒とか
そういう頑なな
感じではない。

ただただ
流れに身を任せる様な
あやふやな風なのだ。

カウンターに
置くと
バーコードで
現代の音を鳴らしながら
その借り出しの行為が
終わる。

坂道をゆっくり歩く。

夕焼けになる
空を見上げながら
今日は淡いな〜とか
今日はなんだか
儚げだーとか
うつらうつら
思って歩く。

アパートの窓から
見える猫の額ほどの
庭を見ながら
パラパラと
本をめくる。

次の。
次へ。

また、次の。

ベッドは
図書館の借りられる
限界の10冊が散らばる。

写真とか
美しいフォントの文字とか。
あの世界を風刺した
絵とか。

なんかこういう
状況が好きなのだ。

畢竟、
僕はタッタカ
そこに足を運ぶのかも
しれない。

多分。


読んでくれて
ありがとうです。

明日もまた良い日を。
  


2010年07月26日 Posted by un at 19:41Comments(0)

ツバメが。


空を舞う。

友人に声をかけられて
それに気づくのだが
それは昔からある事だと
気づくのに
秒数がかかる。

というのも
それを確認することに
数秒でも時間がかかり
意識するにも
意識しないと
それに気づかない。

まあ、
つまり
なにかを
そっちのけに
するということなのだ。

大切なこと。

それは人それぞれ
違うかもしれないけれど

そっちのけにするのだ。

何かを。

助けられない理由に
理屈がなく
それをやらなくては
ならない事だから。

悩みながらも
人は人を救ってゆく。

あなたは
間違っていないのだ。
  


2010年07月23日 Posted by un at 19:07Comments(0)

動物の目はその先をのぞいているようで。


ある道すがら
目があった。

それは未確認生物でも
なく、どこにでもいる
猫だ。

僕を意識するわけもなく
ただ木陰にひっそりと。

そこにいる。

目は遠くを見ている
ようで
でも、近くの鼠を
とらえられるような
ニュートラルな目。

誰をねらう訳もなく
そこにただ生きているという
目がそこにあるのだ。

ただそこに。

耳をすませば
電車が走る音が
耳にとどく。

それは
近くなのか
遠くなのか
わからないけれど。

僕にとどく。


明日もまた
よい日であるように。

読んでくれて
ありがとうです。
  


2010年07月23日 Posted by un at 18:52Comments(0)

ふかい薫り。


この薫りの字を
使っていいものか
迷うところだけれど
こっちの方が
どこか深く感じられる
のは何故だろう。

朝、4日ぶりに
走った。

身体は正直なもので
始めから悲鳴をあげる。

なんとか坂を登りきり
長野市を一望。

息はあがりながらも
だんだんと整う呼吸。

前を見ながら
横を見ながら
動きのあるカタチになる。

そんな中
ふと感じた。

森の薫りだ。

どうも晴れた日よりも
鼻に強く届く。

妙に
気がついたのだ。

水分が薫りと肩を
組んで僕のよこを
通りすぎる。

それはまるで
自然の二人三脚。

それもかなりの
数で。

なんだか
運動会を彷彿とさせるが
まさにそんな風だ。

朝から
妙に感性が騒ぐ
30分だった。


今日もよい一日を。

読んでくれて
ありがとうです。
  


2010年07月15日 Posted by un at 07:30Comments(0)

ピエロと選挙。


なんか
違う。

僕のなかに否定しながらも
それに対応できる
答えがまだない。

今の選挙は選挙ではない。
今の政治は政治ではない。

というのも国と人が
離れてしまっているからだ。

いつからこうなのか
もっと
密接な仲だった筈なのだ。

その答えを出さなければ
批判している僕も
ピエロである。

大袈裟に言えば
死ぬ前に答えを出し
いちシビリアンとして
動きたい。

愉しく。

  


2010年07月12日 Posted by un at 19:12Comments(0)

公民館からこぼれる音符。


4日ぶりに
夜の街を走った。

走りたいなー
という気持ちもなく
まあ、勝手に足が
そちらへ向いたのだ。

真っ暗だけど
クルマのライトやら
外灯で仄かに明るい。

ときおり見える
遠くの自転車は
なんだか蛍のようで。

酔ったおじさんが
ハンドルを握っていれば
完璧な蛍だ。

アパートから
すこし離れた場所に
ある公民館。

そこから
夏が流れていた。

太鼓の音とか笛の音。

まさに僕が存在しない
時代からある音。

走っていて
汗や時折、涙や
流れるなかで
やはり一人ではないなんて
思うのだ。
こういうときに。

漏れるというのは
アパートメントの中では
苦情やら嫌なことに
つながりやすいが
こと祭りとなると
なんだか違う。

足音と太鼓が重なる
ひとときに
豊かさを感じる
夜だった。

  


2010年07月12日 Posted by un at 18:21Comments(0)

見て、聞いて、喋り、酔う。


着いた時間は
18:30くらい。

まだ、空は少し
明るくて
遠くを見ると
雲はほんのり
淡い赤。

約6時間くらい
クルマに乗っていた。
しかし
あまり疲れを感じず
2人に会ったら
そういうことさえも
忘れていた。

浜松は
長野よりも都会。
住んでいる街にないものが
いろいろあり
刺激的だ。

少し驚いたのが
外国車が異様に少ない。
長野はVWをはじめ
なんだか色々走っている
からそれぞれの
土地柄を感じる。

何はともあれ
海があるというのは
泳げない僕にとっても
魅力的なことは
言うまでもないのだけれど。

24時間滞在したのだが
なんだかゆっくり
充足した時間だった。

二、三日
どこか異空間に居た
不思議な時間。

それは
街の美しいものや
素敵なお店や
海がそうした訳ではない。

浜松に限った
ことではないけれど
本当に愉しいことは
人を見て、聞いて、
喋り、酔う
ことなのだろう。

七夕のような
交流だけれど
こんな感じも
良いのだ。

天の川に揺蕩った
一日と二日。

ありがとう。
2人とも。
  


2010年07月09日 Posted by un at 22:01Comments(0)

見て、聞いて、喋り、酔う。


着いた時間は
18:30くらい。

まだ、空は少し
明るくて。

約6時間くらい
クルマに乗っていたのだが
あまり疲れを感じず
2人に会ったら
そういうことさえも
忘れていた。

会った瞬間に
こぼれる表情は
カメラを構えたいくらい。

浜松は
長野よりも数段、都会。
住んでいる街にないものが
いろいろあり
刺激的だった。

少し驚いたのが
外国車が異様に少ない。
長野はVWをはじめ
なんだか色々走っている
ことに気づかされた。

まあ、何よりも
海があるというのは
泳げない僕にとっても
魅力的なことは
言うまでもないのだけれど。

24時間滞在したのだが
なんだかゆっくり
充足した時間だった。

二、三日
思い切り遊んだ
気分になった。

それは
街の美しいものや
素敵なお店や
海がそうした訳ではない。

それは浜松に限った
ことではないけれど
本当に愉しいことは
人を見て、聞いて、
喋り、酔う
ことなのだろう。

七夕のような
交流だけれど
こんな感じも
良い。

天の川に揺蕩った
一日と二日。

ありがとう。
  


2010年07月08日 Posted by un at 21:08Comments(2)

七夕のおと。


少し前に
浜松へ行った。

それも、唐突に。

仕事に不満とか不平とか
愚痴とかその他もろもろを
抱えていた訳ではないけれど

行きたくなったのだ。

前にも、、、
そう、一年前に
クルマを走らせた場所。

同じく
飯田まで高速道路をつかい
それから浜松までは
山のなかを雨が
降るまでオープンで
走った。
しかし、古いクルマだから
走っているときに
屋根はしまらない。

ちなみに
途中で降られる。

しかし
空を気にしながら
ハンドルを握るのもいい。

食事は
前の日小さな居酒屋で
少し呑み過ぎたから
夕方までボルビック。

あー
何をしてるのか。

いう表情でも頭は
異様にハイテンション。

一年ぶりの友人たちに
会うのは本当に愉しいこと
だったのだ。
  


2010年07月07日 Posted by un at 20:21Comments(0)

グラスの底。


ビールやら
ジュースやら
グラスを使う度に
franceの文字。

そこへ今年中には
行くと決めていても
な、なんとも予定が
立たない。

こういう目標とかって
半ば強引に決めた方が
うまくいくものだが
なんとも。

朝、アパートの
小さな窓から
時間が残ると
山をじーっと見てたり
する。

それは冬から春へ
むかうやさしい
感じはなく
季節がぐぐっと
何かを
強く待ち構える
感じだろうか。

うごめきを思うのだ。
  


2010年07月02日 Posted by un at 10:47Comments(0)

ANAと。


ある雑誌を見ていたら
最後のページの
広告に心躍った。

派手さはなく
むしろシンプル。
短文で飛行機と
お酒をつなげた
ものになっている。

なんか頭のなかで
ゆっくり想像できて

あ、飛行機乗りたい。

ただ、ただ
単純にそう思えたのだ。

次、
どこかの国へ
行くときは
ANAで決まりだ。
  


2010年07月01日 Posted by un at 11:08Comments(0)