手紙がとどいた時のように人の裏や表をながめてみる。静かに。


友人は
裏が見えないんだよね。
とよく言う。

こんなことをするなんて
怪しいよ。

昼下がりのお寺近くにある
イタリアの料理を
出す小さなお店でホークを
動かしながら。

白い布巾で口を
ぬぐって
そこに口紅がつく。


表?
裏?

見えなくていいじゃないかと
僕は思う。

怪しむことは
自分を信じていない
裏返しでもあるし。

でも、そう思ってる
友人をこうなんだよ〜
て宥めたりもしない。

人はいつか気付く。

そして、
そこに行き着くまでの
時間が長かろうと
短かろうと
どちらが良いというのも
ないのだ。

プロセスは人を新たな
領域に持っていき
自分自身で気付いた事は
ヒッグス粒子のように
早さを超越して
何かに辿りつく。

感覚として
心地いいのだけれど
その要因がわからない。

しかし
美しい形をおりなす。


気付く。

これからのキーワードかも
しれない。


今日もよい一日
素晴らしい日曜日を。
  


2012年07月22日 Posted by un at 09:30Comments(0)