キッチンの前でふと考える。
waveradioで
友人にもらった
音楽を聴き
左手で
赤か白か
迷いながら
コルクをあける。
窓には
雨が滴っていて
木がまるで蜃気楼のよう。
火がついたコンロの
まわりに揺蕩う香り。
なんだか
何時か分からないけれど
小さいころの
テーブルに並べられた
料理をおもいだす。
そう
いつからか
分からない。
すこしの時間の
キッチンに立って
ワインを呑むのが
心地よいのも。
産地やラベルの
配置に気持ちを寄せるのも
いいけれど
新鮮なそれが
フライパンや白い鍋の
なかで揺れているのが
奥ゆかしい。
いや
もしくは
香っているのを
感じるのが
うれしい。
だから
鼻や目で
追いかけるのだ。
今日は何月だっただろうか。
一週間の
毎日の奥ゆきを
こんなに想えるのは
恵まれている。
雨。
それは
考えるよりも前に
雪にかわる。
見える風景は
何かをおおう様にして
美しく
白の世へといざなう。
僕と街と
小さな木を。
2011年03月22日 Posted by un at 12:12 │Comments(0)
カラーのボックスの中の白黒写真。
ところどころの
世界の写真が
色とりどりの
箱から
白と黒の写真が
目の前に広がる。
それは
不幸せとか幸せとかの
単語さえが平伏すような
それが
そこに広がる。
いつのまにか
出来ることさえも
忘れてしまうような
戦慄のそれ。
しかし
目の前に突きつけられても
自分を失うな。
何かが
できるから
カラーボックスから
白と黒の写真は
出てくるのだ。
良いとか
悪いとかの
不自然な囲いもなく。
だから
やれることをやるのだ。
2011年03月13日 Posted by un at 22:00 │Comments(0)
木曜日にみたのだ。
僕は確かにみた。
彼女の笑った顔は
僕ではない
誰かを
倖せにする。
て、事は分かっていても
せつない。
でも
時間が経てば
その想いも
しあわせで。
けれど
気持ちは
いつまでも
公園の
多分、黄色のシーソーなのだ。
木曜日の。
こ、こう書くと
まるで失恋してるみたいだ。
笑
文の味は
その受け取った
料理人によって
様々な食となり
カタチになるんだな。
まあ、だから
ある意味
とりあえず頭から
発信しなくてはならない
と思うのです。
では
明日もよい一日を。