ジュンパ・ラヒリを読みはじめる。


こういうことは
師走のあらゆる事をしてから
やらなくてはいけない
けれど、、
薬缶でお湯を沸かし
コーヒーを淹れて
読みはじめた。

外は雪。

フラリフラリと
空から舞いおりて
そのもの達は
道を白でおおっている。

家や
その脇にある
小さな黄色の犬小屋も。

この作家は
随分まえにデビューし
当然のごとく
ピュリッツァー賞を
そして
ヘミングウェイ賞を
受賞してる。

まあ、神童である。
(わらべという
歳ではないけれど
若いという意味で。)

内容は生活の一部を
切り取り
それから醸しでる
美しさを
切り絵のように
形にしたもの。

料理の描写が多いのも
とりわけ好んで読んで
しまう理由かもしれない。

生きてゆくなかで
詰まる気持ちや
何だか幸せなことがある。

それ全てを
自分はこう感じていると
気づくのが
幸せなことかも
しれない。

こうも想う。

倖せだけでは
生きていけない。

なんて事も。

哀しみは
愛しみの糧であり
愛しみは
哀しみの糧であったりも
する。

僕は
矛盾の世に生き
それさえも心に溶け込ませ
ゆっくり暮らしていきたい。

コーヒーを飲みおえる
ころにこんな事を
考えはじめていた。

素敵な本なので
もし、あなたも
よかったら。


では
今日も冬の時間を
躰いっぱいで感じ
豊かな一日を。
  


2011年12月25日 Posted by un at 06:47Comments(0)