鴨は内股なのだ。


すこしびっくりした。

臥龍公園へ行く機会があり
池の周りを少し歩いた。

もちろん桜が咲いて
いる訳はないが
綺麗だ。

池とか
そこに反射する陽。

どこからともなく
聞こえる小さな
鳥の声。

朝ということもあって
歩いている人もいる。

眺めながら
歩いていると
突然出逢った。

それに。

二羽がふらふらと
歩きながら
そして
恐がりもせず
僕に近づいてきたのだ。
それも後ろから。

いつから、、
つけられていたかは
わからなく
まあまあ
それはどうでもいいとして。

夫婦とも言えるし
片方が活発な女子で
もう片方が
控えめ女子で
そんな風にも見えた。

2人は動物の言葉を
控えめに
そして
リズム良く
発しながら
歩く。

なんだか
滑稽だけれど
スムースに耳に届く。

まあ、言うならば

ご飯はないのか?

と言わんばかりの
挨拶と乞いが
混ざった言葉。

そして
ふと気になった。

あらためて
観察して思ったのだが

それ達は
内股だ。

それはパンなぞを
手に持っていたら
ホイホイあげたくなる
ほど結構、
愛らしかった。

人間が内股であれば
歩きずらいのかな
なんて思ったりするけれど
可愛さが先にくるのは
何故だろうか。

公園に動物。

それは当たり前の構図
だけれど
観察する行為を
わすれては
いけない事に気づかされた。

なんとか元暗し。

意外に見えてないものは
世の中にたくさん
溢れている。
  


2010年08月06日 Posted by un at 16:51Comments(0)