廊下の雑巾がけをしていたころ。
クラシックの音楽が
流れると掃除の時間だった。
バッハか、、、
モーツァルトか、、、
忘れてしまったけれど
それは一つのスイッチ。
窓から見える飯綱山を
横目に廊下を歩く。
そして
澄んだ水に布を浸し
しぼる。
その一連の動作が
全てで
掃除として完結する。
小学生のころは
美しく磨くなどの
気持ちはないけれど
シューベルトが
流れてくるころには
すこしだけ
廊下は
輝きを取り戻してる。
自分を研くことも
床を磨くことも
同じなんだよなと
思った火曜日だった。
おやすみなさい。
読んでくれて
ありがとうです。