パリから信州へ。
友人に久しぶりに
会った。
といっても
何年かぶりとか
そういうのではなくて
数ヶ月ぶりだけれど。
今まで密に
連絡をとっていた
ことが形にあらわれて
いるのか。
随分と久しく感じる。
信州は空気が
澄んでいる。
空は狭いけれど
珈琲を淹れて
上を見上げれば
雲がまるで部屋の
インテリアのように
在りながら。
どこへ行っても
周りから観ると
前に居た場所が
それとなく見える。
なんだか
そう思った一日だった。
美しい場所を
故郷として
もっているのは
これ以上ない
倖せなのかもしれない。