北へゆく。


暫くぶりだろうか。

文を書くのは好きだけれど
いつのまにか
書かない日がつづく。

昨日、雨のなか
友人に借りたクルマで
走る。

時間は早朝で
家の光がところどころに
点々としていた。

フロントガラスに
水がしたたり
また、したたる。

屋根には
それが鋭く
あたっているようで
音を奏でる。

左りに曲がろうと
思い方向指示機を
かたむける。

なんか
そのとき
音が違った。

朝がそうしたのか
そういう気持ちだったのか
まるで誰かが
演奏するように
それが聞こえた。

カチカチという音に
妙に惹かれた。

そんな
一瞬だったのだ。

毎日は
ありったけの
色で目の前に広がる。

それを拾う、拾わないかは
それぞれだけれど
美しいものが
広がっていることに
代わりはないのかも
しれない。



2010年12月03日 Posted byun at 13:56 │Comments(0)

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