たとえば僕がお爺さんになったとして。


そうなっても
写真というものがあれば
そのときに静かに戻る。

音もなくて
すーっと
僕が若がえるのだろう。

山が秋をうけいれ

それが
苦いものとか
しあわせとか
あるけれど
儚いけれど
そこに戻るのだ。

静謐な
またたきの跡を
小さく残しながら。



2010年11月22日 Posted byun at 16:27 │Comments(0)

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