雨が窓から反射して


それはそれに縋るみたいに
そのカタチに
惚れ惚れとする。

入り口のまえに
すこしの
階段があると
ニューヨークの友人の
アパートを思い出す。

彼女は言った。

なにか
毎日の生活みたいでしょ。
て。



登らないと
ドアはなくて
開けることさえ
できないの。
て。

ときおり
何か嫌になると
思い出す。

何げない
それに
いつも
助けられている。

それは
僕だけでは
ないのかもしれない。


多分、ですけど。
  


2011年02月09日 Posted by un at 14:08Comments(2)