アストランスの一枚の皿。

un

2010年09月22日 13:35


友人が
小さな声でいった。

料理は
ささやかな呟きの
ようである。

僕はアストランスと
いう料理店は
わからないけれど
彼女はそこで
そう思ったようだ。

いろいろな
味や繊細な調理の仕方は
知らない。

けれど
あの一言は
妙に心に跡をつけた。

人と話しをしていると
あたたかい気持ちに
なるときがある。

場が盛るとか
声が大きくなれば
それが訪れるのではなくて
静謐に
やってくるのだ。

コツコツと。


晴れてきましたね。

よいよい夕刻を。